食欲の秋は旬のもどりカツオで貧血予防！

ダイエット効果・肥満防止

カツオは良質なたんぱく質が豊富なだけでなく、低カロリー。さらには炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1、脂質をエネルギーに変えるビタミンB2が魚類でもトップクラスのため、健康ダイエット食品とも言えるのです。

カロリー 165kcal/100g　 (とりささみ 105kcal/100g)
タンパク質 15g/100g 　(とりささみ 23g/100g)

女性特有のお悩みも解消

ビタミンDは骨盤や子宮の発達を助け、生理の正常化に役立ちます。また、現代の女性に多いと言われる貧血や鉄分不足にもカロチンや鉄分を豊富に含んでいることからとても役立ちます。鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄の二種類がありますが、カツオに含まれるのは肉や魚に多く含まれるヘム鉄です。ヘム鉄の方が非ヘム鉄に比べ溶けやすく吸収率は15〜20%と、非ヘム鉄の2〜5%を大きく上回るものとなります。更には、血行を改善する働きがあるため生理痛緩和にも効果が期待できると言われています。

美肌効果

カツオに多く含まれるビタミンB群の中でも特に、ビタミンB6は腸で吸収され皮膚の内部に到達し、ダメージを受けた細胞に働きかけ細胞分裂を促す働きがあります。これはお肌のターンオーバーを整え、お肌を再生する手助けをしてくれるので美肌効果間違いなし!
ただし、カツオには美肌や抗酸化の基本と言われているビタミンA、C、Eが少量しか含まれていないためビタミン類が豊富な緑黄色野菜などと組み合わせて食べることで効果もアップするそうです。

基礎代謝促進と疲労回復

またカツオに含まれているタウリン、ビタミンB群は、炭水化物、脂質、たんぱく質をエネルギーに変える栄養です。なかでもビタミンB群の1つである3大栄養素の代謝を促す効果、二日酔いの予防、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあるナイアシンはレバーを以上の量が含まれています。そのためカツオは疲労回復に効果的と言われています。
生活習慣病、貧血や子供の発育不全、不妊症、認知症予防などカツオは高血圧、動脈硬化、肝臓疾患などの生活習慣病、悪性貧血や子供の発育不全、女性の不妊症、ボケなどの症状を予防する食材として注目されています。またカツオに多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンエン酸)という不飽和脂肪酸が膿卒中、高血圧、動脈硬化などの予防、改善に効果があり、脳や神経組織の発育に大きな役割を果たしているのです。カツオを食べることで体を健康に保つことができ、脳卒中などから一命を取り止めることに繋がるかもしれませんね。

ブルーシーフードガイドがおススメするカツオは、MSC認証を取得したカツオです。MSC認証は、水産資源と生態系を守り、ルールを守って操業する漁業に与えられる認証で「海のエコラベル」とも呼ばれています。宮城県の明豊漁業と、静岡県の石原水産がカツオ一本釣り漁業でMSC認証を取得しており、カツオのたたきなどがMSCのエコラベルとともに販売されています。ぜひ探してみてください。

血合い​に含まれる大量の栄養素★食べないひとも多いのですが、栄養の点からは食べた方がいいのです。血合い部分には脂質やタンパク質に富み、ビタミンAやDやB2やB12、ミネラルなどが多量に含まれています。
生臭さ​が気になる人!　カツオの血合い肉は栄養豊富ですが、生臭さが気になる方は多いですよね。「オリーブオイル」やみそ、梅干しなど香りや酸味が強い食品と合わせると臭みが和らぎ食べやすくなる上に、梅干しや柑橘系のフルーツに含まれるクエン酸には、鉄分の吸収を促す働きもあるため上乗効果!
加熱してカツオフレークにする際に味付けとしてみそやしょうゆなどを使うと、臭みを感じにくくなり、冷蔵庫に入れれば1週間ほど日持ちするので非常に便利です。