カタクチイワシを食べて脳を活性化し、いつまでも認知機能を維持しましょう!!
カタクチイワシは、しらす、ちりめんじゃこ、畳いわし、煮干し、アンチョビに加工されるなど、幅広く利用されている魚です。唐揚げや天ぷら、つみれ、オイルサーディン、南蛮漬け、甘露煮などの料理レシピに適しています。漁獲量が最も多い広島県では、「七度洗えばタイの味がする」と言われているようです。比較的手に入りやすくお値段も手頃なカタクチイワシには、どんな栄養や効果があるのでしょうか?
Beauty Effect美容効果
ビタミンB2は、三大栄養素である炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質を体内でエネルギーに変える代謝を支える重要な働きをしています。また、細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長にも関わりますので、美容や子供の成長には欠かせない栄養素になります。
カロリー 192kcal/100g (とりささみ105kcal/100g)
タンパク質 18.2g/100g (とりささみ18.5g/100g)
Health Effect健康効果
皮膚や粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシン・ビタミンB6や動脈硬化を予防しストレスをやわらげる働きのあるパントテン酸が含まれ、貧血を予防し、細胞の生まれ変わり、新しい赤血球をつくり出すために欠かせないビタミンである葉酸、ビタミンB12を含みます。さらに、抗酸化ビタミンであるビタミンEも含みますので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれます。また、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウムなどを含みます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。
Composition成分
ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンE、セレン、n-3系脂肪酸、ナイアシン、ビオチン、リン、ヨウ素、パントテン酸、銅、カリウム、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、鉄、葉酸
Cooking Guideクッキングガイド
加工品
釜揚げシラス、ちりめんじゃこ、畳いわし、煮干し
生で
刺身、酢のもの、酢漬け、胡麻漬け、なます、セビチェ
汁もの
みそ汁、潮汁、だんご汁
煮て
煮つけ、塩いり
揚げて
てんぷら、唐揚げ
焼いて
塩焼き、干もの
漬けて
アンチョビ、オイルサーディン
Sustainability持続可能性
ブルーシーフードガイドでは、瀬戸内海のカタクチイワシをおすすめしています。瀬戸内海のカタクチイワシは資源状態が安定しています。主に船曵網によって獲られていますが、混獲が少なく他の生き物への影響も小さいです。このように比較的環境にやさしい漁業が行われていることから、ブルーシーフードチョイスの基準を満たすと判断しました。
Tips
カタクチイワシは、しらす、煮干し、干物として食べられ、骨ごと全て食べられるため、かつては日本人にとって貴重なカルシウム源でした。カタクチイワシは口を動かすとき上あごが動かず下あごだけが動くことから、片口(かたくち)のイワシと言われていたことが由来です。
また、カタクチイワシは英語で「anchovy(アンチョビ)」と書きます。イタリアンでおなじみのアンチョビも「カタクチイワシ」の仲間なんですね。
身体に必要な栄養素が全て入っています。ぜひ積極的に毎日の食卓に取り入れてみて下さい!