夏が旬のアワビは美容だけでなく眼にもいい効果を!ブルーライトで疲れた眼や体を癒しませんか?

海藻をエサとするアワビは、海藻に含まれる栄養素を濃縮したような良さがある為非常に栄養価の高い食材の1つです。低脂肪かつ高タンパクなアワビはダイエット効果や美肌効果だけでなく、疲労回復、さらには眼神経の改善にも良い働きをするとされています。 この記事では、こんな優秀なアワビが体に及ぼしてくれる様々な美容・健康効能をご紹介します。

Beauty Effect美容効果

アワビは炭水化物はもちろん、脂質も少なく低カロリーで高タンパクな食材です。またコラーゲンも多く含み、コラーゲンは繊維状のタンパク質で、骨、軟骨、皮膚、血管などに多く存在し、皮膚などを若々しく保つ働きや、骨を丈夫に保つ働きがあります。

カロリー73kcal /100g  (とりささみ 105kcal/100g)
タンパク質12.7g /100g  (とりささみ 23g/100g)

Health Effect健康効果

血液中のコレステロールの抑制


アワビは、良質なタンパク質、ビタミンB群、各種ミネラルをバランスよく含むことから、疲労回復や滋養強壮効果が見込めます。また、豊富にふくまれる含硫アミノ酸の一種であるタウリンには、胆汁酸やインスリンの分泌促進作用、血圧を正常に保つ作用、血中の悪玉コレステロールを下げて善玉コレステロールを増やす作用、心筋の働きを正常に保つ作用も

視力の回復・眼病予防・視神経の疲労回復


ビタミンAは暗い所を見るために効果のある成分で、不足するとロドプシンという成分が合成されなくなります。そのため暗い所では物が見えにくくなります。他にもタウリンは網膜の4~5割を構成している成分で目の網膜を守り、疲労回復に効果があります。また他には不足すると網膜が変形しやすくなり、視界の中央部が暗くなる黄斑変性症を引き起こし、失明の危険性が上がる亜鉛も含有しています。

肥満・高血圧・動脈硬化の予防や改善・免疫力UP


アワビは様々な生鮮食材の中でもパントテン酸を沢山含んでいるものの一つです。このパントテン酸は糖質、脂質の代謝にとって重要な働きをする他、細菌やウィルス、異物等に対する抗体の合成にも関わり、免疫力を高める働きがあるとされ、更に善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きもあります。

Composition成分

タンパク質、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、セレン、クロム、モリブデン、ヨウ素

Cooking Guideクッキングガイド

そのままで


お刺身、お寿司

焼く


バーベキュー、バター焼き

煮る


煮貝、クリーム煮

その他


炊き込みご飯、中華炒め

Sustainability持続可能性

ブルーシーフードガイドでは、養殖のアワビをおすすめしています。アワビは餌としてワカメや昆布などの海藻を食べるため、水質汚染の懸念が比較的小さく、シーフードウォッチでも推奨されています。なかでも、韓国の莞島のアワビは養殖版「海のエコラベル」と呼ばれるASC認証を取得しており、自然環境や地域社会、労働環境などに配慮しルールを守って運営する養殖場としてお墨付きを与えられています。

Tips

実はアワビは中国漢方でも各国の薬膳でもよく用いられており、その成分の効果効能が評価されています。(下記https://setohime.com/?mode=f70より引用)

アワビの身


滋陰益精…体に必要な体内の水分や栄養素を補い、精力増強の効果。
滋陰清熱…火照り、不快な微熱や汗、不眠に対する効果。
韓国の「あわび粥」等…病中病後の補養食、産後の乳汁分泌を促進する薬膳食。
※他、強壮薬として用い、結核、黄疸の治療に用いるとのこと

アワビの貝殻


石決明(せきけつめい)…眼病の特効薬。水晶体の濁りを抑えたり眼圧を調整している房水に働きを高め、疲れ目や結膜炎を治す効果。
Reference Link