Blue Seafood Guide

ブルーシーフードガイドは地球にやさしいサステナブルなシーフードのリストです。

地球温暖化や乱獲が原因で枯渇する魚介類が増えています。水産庁によると資源量が豊かな魚種は全体のわずか24%にすぎません。約半数の魚種は資源量が低位にあります。クロマグロもウナギも絶滅危惧種に指定されました。
太平洋クロマグロは過去50年で97.4%も減少し、ウナギは違法取引も横行しています。

しかし、適切な管理漁業によって激減した魚の資源も回復することが知られています。

ブルーシーフードガイドは持続可能な水産物を優先的に消費することにより、日本の漁業を支援しながら枯渇した水産資源の回復を促進するという考え方に基づいています。

国連FAOの「責任ある漁業のための行動規範」を原則として科学的に定めた独自のメソドロジーに基づき、持続可能な水産物を選択しています。国連の持続可能な開発目標SDGsの14番「海の豊かさを守ろう」に賛同し、持続可能な社会の実現を目指します。

「おいしく、たのしく、地球にやさしく。」をモットーに、消費者が楽しみながら持続可能な選択ができるよう、知識と情報を提供しています。

未来を生きる子供たちに健康な海を残すために、豊富でおいしく、地球にやさしいブルーシーフードを優先的に選び、海に休息を与えましょう。

ブルーシーフードの選定基準

ブルーシーフードの選定基準は次のとおりです。いずれも持続可能性を証明するための原則、1資源状態、2生態系への影響、3管理体制を科学に基づき厳正に審査しています。

1 ブルーシーフードチョイスのサステナビリティ評価基準で合格した魚介類
2 米国モントレーベイ水族館発行のSeafood WatchでBest Choiceに選ばれた魚介類のうち、日本で手に入るもの
3 MSC(Marine Stewardship Council・本部/イギリス)の漁業認証を取得した漁業による魚介類のうち、日本で手に入るもの
4 ASC(Aquaculture Stewardship Council・本部/オランダ)の養殖認証を取得した養殖場による魚介類のうち、日本で手に入るもの

※セイラーズフォーザシーは水産資源評価で世界的に高い評価の、米国モントレーベイ水族館Seafood Watch のオフィシャルパートナーです。

※ブルーシーフードガイドは、世界中の代表的な水産物のレーティング(格付け)プログラムで構成される、GSRA(グローバル・シーフード・レーティングス・アライアンス)のチャーターメンバーです。GSRAではMinimal Viable Standardが設定されており、評価基準の最低ラインの統一がなされています。GSRAに加盟するレーティングプログラムは、国連FAOが提唱する「責任ある漁業のための行動規範」に従った原則に準拠し、各国のプログラムで合意し、統一した国際基準を満たすこととしています。


Blue Seafood Guide 2023

Albacore
日本で獲れる 明豊漁業・石原水産・尾鷲物産・高知&宮崎一本釣り
Skipjack
日本で獲れる 明豊漁業・石原水産・高知&宮崎一本釣り|日本産
Yellowfin tuna
日本で獲れる 尾鷲物産
Northern bluefin tuna
日本で獲れる 臼福本店
Bigeye tuna
日本で獲れる 尾鷲物産
Japanese sardin
日本で獲れる 道東・三陸・常磐産
Atlantic herring
 
Sprat
Capelin
 |アイスランド産
Japanese amberjack
日本で獲れる Global Ocean Works・黒瀬水産・マルハニチロ・東町漁協
Greater amberjack
日本で獲れる マルハニチロ
Alaska Sole
 |アラスカ産
Gray cod
 |アラスカ産
Sabelfish
 |アラスカ産
Alaska pollack
 |アラスカ産
Pollock
Blue whiting
Hoki
 |ニュージーランド産
Hake
Atlantic salmon
Pink salmon
 |アラスカ産
Coho salmon
日本で獲れる マルキン・弓ヶ浜水産
Chum salmon
 |アラスカ産
Sockeye salmon
| |アラスカ産
Salmon trout
日本で獲れる 日本サーモンファーム・FRDジャパン
Atka mackerel
 
Rose fish
 |アイスランド産
Pacific Ocean perch
 
Sailfin sandfish
日本で獲れる 北陸・近畿・山陰産
Red seabream、Red snapper
日本で獲れる 株式会社ダイニチ、熊本県海水養殖漁業協同組合
Pangasius
Tilapia
Alaska pollack roe
 |アラスカ産
Ikura
 
Lumpfish caviar
 
Whiteleg shrimp
Black tiger prawn
Western king prawn
Northern shrimp
日本で獲れる   |北陸産・近畿産
Lobster
 
Red king crab
アラスカ産
Snow crab
日本で獲れる アラスカ産| |北陸・近畿産
Northern shortfin flying squid
 
Oyster
日本で獲れる |邑久町漁協|宮城産漁協戸倉事業所・宮城県漁協石巻3支所
Scallop
日本で獲れる |北海道漁連
Abalone
|
Surf clam
  
Mussel
| |
Japanese littleneck clam
|
Sugar kelp
日本で獲れる
Wakame
日本で獲れる
Sujiaonori
日本で獲れる
Mozuku
日本で獲れる
Hijiki
日本で獲れる
Aosa
日本で獲れる
Euglena
日本で獲れる ユーグレナ
Chlorella
日本で獲れる ユーグレナ

ブルーシーフードガイド三重県版

三重県とセイラーズフォーザシーは包括協定を結んでいます。その枠組みでの取り組みとして、日本初のブルーシーフードガイドエリア版を発行しました。ブルーシーフードガイド三重県版については以下のページをご覧ください。

→ブルーシーフードガイド三重県版

ブルーシーフードガイド東京都版

東京都とセイラーズフォーザシーは包括協定を結んでいます。その枠組みでの取り組みとして、ブルーシーフードガイドエリア版を発行しました。ブルーシーフードガイド東京都版については以下のページをご覧ください。

→ブルーシーフードガイド東京都版

ブルーシーフードガイド広島県版

広島県とセイラーズフォーザシーは連携協定を結んでいます。その枠組みでの取り組みとして、ブルーシーフードガイドエリア版を発行しました。ブルーシーフードガイド広島県版については以下のページをご覧ください。

→ブルーシーフードガイド広島県版
シーフードウォッチ
Seafood Watch Best Choices
アメリカ、モントレーベイ水族館による、水産物の持続的消費を促進する権威あるプログラムです。資源量や漁獲方法、海洋環境への影響を評価してシーフードを緑・黄色・赤の3段階に分類し『おすすめ、中間、食べないで』を表現しています。セイラーズフォーザシーはシーフードウォッチのオフィシャルパートナーです。ブルーシーフードガイドには、シーフードウォッチの『おすすめ』から日本で見かけるものを選び掲載しています。
MSC 海洋管理協議会
Marine Stewardship Council
MマークはMSC認証を取得した漁業があることを示しています(日本国内の認証取得漁業のみ名称を記載しています)。MSCは、減少傾向にある水産資源の維持・回復に向け、持続可能な漁業の普及に取り組んでいる国際的な非営利団体です。MSC認証を取得した持続可能な漁業で獲られた証であるMSC「海のエコラベル」のついた水産物を選ぶことが将来の世代まで水産資源を残していくことにつながります。
ASC 水産養殖管理協議会
Aquaculture Stewardship Council
2010年設立。本部はオランダ。環境負荷を低減し、責任ある養殖水産物の普及に努める国際的な非営利団体です。「海のエコラベル」MSC認証の養殖版がASC認証です。養殖のものはASC認証のついたものを選びましょう。
ブルーシーフード資源評価
Blue Seafood Choices
2018年よりブルーシーフードガイドは日本の水産資源に対して、漁業の持続可能性を測る国際的な基準をベースにした独自の手法を用いて評価を行い、ブルーシーフードチョイスとしてお勧めしています。日本の海が豊かになればブルーシーフードチョイスも増えていきます。また、2020年からは海外の優良事例も同じ手法を用いて評価し紹介しています。
日本の海でも獲れる魚には日の丸がついています。しっかりした漁業管理、資源回復ができれば日の丸のついた持続可能でおいしそうな魚が増えていくでしょう。
GSRA
Global Seafood Rating Alliance
ブルーシーフードガイドは、アメリカのSeafood Watchを筆頭に、ロンドンオリンピックでも採用されたイギリスのMarine Conservervation SocietyやフランスのMr.Good Fishなど、世界の名だたるシーフードレーティングプログラムとアライアンスを組んでいます。GRSAのチャーターメンバーとしてアジア唯一のプログラムを運営し、持続可能なシーフードを推奨していきます。

プリントできるブルーシーフードガイドの案内をご用意いたしました。ご家庭で、教室で、仲間内等でぜひご利用下さい。

Blue Seafood Guideメソドロジーは以下からご参照下さい。

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