二日酔いに効果抜群!その上糖質も低くとってもヘルシーなカンパチ!青魚のEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸がたっぷり!

カンパチはブリの呼び名が変わったものと思われがちですが、ブリとは全く違う魚種の魚です。夏から秋にかけて旬を迎える魚なので、まさにこの時期とっても美味しくいただけます。またカンパチは養殖量も豊富でブルーシーフードガイドがおすすめするのは養殖のカンパチです。

Beauty Effect美容効果

カンパチは魚の中でも高タンパク低カロリーで糖質も低くダイエットに取り入れたい魚種です。また,カンパチには美肌効果の高い様々な栄養が含まれています。ビタミンAには、肌のターンオーバーを正常に保ち、肌をスベスベにする働きがあります。ナイアシンは、血液循環を促し、クマやくすみを改善し、肌の新陳代謝を向上させてくれます。ビタミンB2は脂質の代謝に関与し過酸化脂質を分解する働きによって、大人ニキビを予防します。ビタミンEやセレンは、抗酸化作用により体のサビといわれる過酸化物質が生成されるのを防ぎ、くすみの原因を作りにくくする働きがあります。さらに増えすぎてしまった活性酸素を除去し抑制する働きによって、活性酸素が過剰に働き正常な細胞を攻撃してしまうのを防ぐ効果があるので、カンパチには老化を予防する効果があると言えます。


カロリー129kcal/100g (とりささみ 105kcal/100g)
タンパク質21.0kcal/100g (とりささみ 18.5g/100g)

Health Effect健康効果

カンパチは魚種の中でもカリウムの保有量がトップクラスです。カリウムは高血圧の予防やむくみの解消する効果があります。DHAとEPAもたくさん含まれており、DHAは、動脈硬化や脂質異常症を始め、虚血性心疾患や高血圧などの、いわゆる生活習慣病の予防や改善に効果があります。EPAは、血液をサラサラにして動脈硬化の改善に効能がある他、花粉症やアトピーの改善にも効果があります。ナイアシンもたくさん含んでいて、これにはアルコールの分解に対する補酵素の働きをはじめ、分解後に生じるアセトアルデヒトという二日酔いを起こす成分の分解を助ける補酵素の働きもあるので、お酒を飲む人には優しい酒のあてとなります。

Composition成分

タンパク質、脂質、EPA、DHA、ナトリウム、カルシウム、カリウム、リン、マグネシウム、鉄、亜鉛、ヨウ素、セレン、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB12

Cooking Guideクッキングガイド

生で


刺身、カルパッチョ、胡麻漬け、

焼いて


西京焼き、照り焼き、ムニエル

煮て


あら煮、大根煮、あら汁

Sustainability持続可能性

ブルーシーフードガイドがお勧めしているカンパチはASC認証を取得した養殖のカンパチです。ASC認証は自然環境や地域社会、労働環境などに配慮しルールを守って運営する養殖場に与えられる認証で、養殖版「海のエコラベル」とも呼ばれています。鹿児島県のマルハニチロの連結子会社であるマルハニチロAQUA奄美事業所久根津漁場(旧(有)奄美養魚)が世界で初めてカンパチ養殖で、2019年にASC認証を取得しました。是非ASCの緑のロゴの付いたカンパチを探してみてください。

Tips

カンパチの名前の由来は、上から見ると目のところにある黒い線が漢字の「八の字」に見えることから、間八(カンパチ)と呼ばれるようになりました。ブリと同じく出世魚で関東ではショコ、シオゴ、アカハナ、カンパチ、関西ではシオ、カンパチと呼び名が変わります。
出世魚なのでおめでたい席にも良く使われます。高級魚ではありますが近年養殖量が増え季節を問わず安定して市場に出ているため手軽に買い求める事が出来ます。是非今晩のおかずや、お酒のあての1品に加えてみてください。
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