Blue Seafood Guide

ブルーシーフードガイド

海の中はいま

日本人の大好きなシーフード。日本文化の粋を尽くした和食には、昆布やかつおを使っただしが不可欠ですし、お祝い事には鯛や伊勢海老が並び、神前にはアワビの熨斗が飾られます。海の恵みと共に生きてきた日本。
ところが、海洋環境は温暖化や気候変動、乱獲などによって劣化の一途をたどっており、人類はかつて無いほどの海洋資源の枯渇に直面しています。過去50年間で大型魚は90%以上減少し、漁師さんたちは十分な漁獲が得られません。
それでも、北ヨーロッパなど適切な措置のおかげで状況が回復してきている地域もあります。日本も、日本海域の海の幸を回復させる努力が必要です。
2013年以降、ニホンウナギと北太平洋クロマグロは絶滅危惧種に指定されました。そのおもな原因は温暖化と乱獲と言われています。特に、子供を産む前の未成魚を捕獲して養殖池で育てたり、マグロの稚魚を「ヨコワ」「メジ」「シビ」といった別名で消費することも原因の一つと言われています。一方、しっかり管理された漁業により、北海道のホタテや甘海老、伊勢海老など比較的豊富に楽しめる海の幸もあります。

未来の子供たちのために

次世代の子供たちが美味しい海の恵みを享受するには、「いま」努力が必要です。それにはまず「知る」ことが大切です。
セイラーズフォーザシー日本支局は、モントレーベイ水族館、パッカード財団、日本財団の支援を受け、「おいしく、たのしく、地球にやさしく」シーフードを楽しめるように、日本文化である「和食」に欠かせない魚種から「比較的豊富で、美味しい」おすすめの魚介類を選抜し「ブルーシーフードガイド」を提供します。
この「ブルーシーフードガイド」は、食べてはいけない、という禁止事項はありません。漁業認証でもありません。漁獲や消費、レストランなどでの提供に規制をかけるものでもありません。ネガティブな要素は一切ありません。
むしろ、次世代の子供たちにもおいしいお寿司を食べ続けてほしい、日本が豊かな海を享受し続けてほしい、という願いから、いま誰もが無理なく楽しんでできることを提案する、「環境食育プログラム」なのです。ポジティブな、教育プロモーションです。

今比較的豊富なシーフードを知ることで、たとえばお寿司の締めに何を頼もうかな?と思った時に、「ブルーシーフード」から選んで頂くことができれば、それだけで海を守る小さな貢献ができるのです。たとえば、レストランで楽しいお食事をするときに、「ブルーシーフード」の小さなBのマークがついたメニューを選ぶことが、「かっこいい」と大人から子供までが思ってくださる世の中になったら、地球環境の改善に貢献できるのです。ひとりひとりの意思決定の力が、大きな力となって私たちの豊かな海を取り戻せるのです。

2013-2014 Blue Seafood Guide

それぞれの魚の写真をクリックするとプロフィールが表示されます。

「ブルーシーフードガイド」に選抜されるシーフードは、日本の水産庁が発行する水産白書、Seafood Watch、IUCN、WWF、MSC、各都道府県の水産データおよびダニエル・ポーリー博士をはじめ専門家の意見や論文を総合的に検証して選出し、専門の科学者の助言を得て作成しています。
各界の著名人や一流シェフから送られるブルーシーフードレシピ、ブルーシーフードに選ばれた魚介類の豆知識、などをウェブ上で公開しています。
また、「ブルーシーフードガイド」に選出されたシーフードを積極的に提供するホテルやレストラン、大学の学食などを、ブルーシーフードパートナーとして認定しています。
また、「ブルーシーフードガイド」はさまざまなイベントも開催しています。年一回のレセプションでは各界を代表する皆様にお集まり頂き、ブルーシーフードメニューを堪能していただいています。ブルーシーフードフェスティバルではどなたでも楽しんでいただけるプログラムをご用意しています。そのほかにも子供たちとのプログラムなどさまざまな場面でブルーシーフードを紹介するイベントを行っています。ご要望に応じてイベントにご協力することも可能です。ぜひ、あなたもイベントに参加しませんか?

2020年の東京オリンピックに向けては、環境とサステナビリティに配慮した立派な国・日本のおもてなしとして、ブルーシーフードガイドも貢献していきたいと思います。

すべては、美しい海・美しい地球を次世代の子供たちのために。
おいしく、たのしく、地球にやさしく。ブルーシーフードガイド。

プリントできるブルーシーフードガイドの案内をご用意いたしました。ご家庭で、教室で、仲間内等でぜひご利用下さい。

※ブルーシーフードガイドの内容は状況に応じて変更される事がございます。最新の情報は本サイトをご確認下さい。