実は身近でとっても低カロリーな白身魚のヘイク! お弁当の白身魚フライやフィッシュバーガーに変身しているので、きっとみなさんも食べていますよ☆

硬骨魚綱タラ目メルルーサ科の魚類の英名です。スペイン語でメルルーサmerluzaと言います。 日本ではメルルーサやメル、産地によっては英名のヘイクでも流通しています。 ヨーロッパ諸国では人気が高く、日本ではさまざまな加工食品に使われています。今回はヘイクについてどのような効能があるのか、またおすすめの食べ方などをご紹介します。ヘイクについて詳しく知って、魚料理をもっと楽しんでみませんか!

Beauty Effect美容効果

ヘイクには多くのビタミン類が含まれています。その中でも美肌を作りだすのに良いとされるナイアシンが多く含まれています。メラニンの生成を抑制し、シミやそばかす、肌の老化、更にニキビなどの肌荒れ を予防し改善する働きもあります。

カロリー 73kcal/100g(とりささみ 105kcal/100g)
たんぱく質 12.92g/100g(とりささみ 23g/100g)

Health Effect健康効果

白身魚のヘイクは栄養価が高く、カロリーが低いため、健康を意識した人々にとって人気のある食材です。ビタミンDは骨の健康を支えるため骨粗鬆症の予防に効果があります。また栄養素がバランス良く含まれているので、食事の中に積極的に取りいれることで、健康的な生活を支えることができます。

Composition成分

ナイアシン、ビタミンB12、ビタミンE、リン、ビタミンD、カリウム、マグネシウム

Cooking Guideクッキングガイド

レシピ


脂の少ない淡白な白身なので、フライとして利用されるのが一般的。 ただし、切り身の冷凍品はすぐに パサパサになりますので、調理前に解凍し、薄く切って塩こしょう、酒などで下味をつけ、片栗粉をまぶしてフライに!

ワンポイントアドバイス


美味しいヘイクの選び方は、冷凍焼けや変色、ドリップしていない物を選ぶようにしてください。

Sustainability持続可能性

ブルーシーフードガイドがお勧めしているヘイクは、MSC認証を取得したヘイクです。MSC認証は、水産資源と生態系を守り、ルールを守って操業する漁業に与えられる認証で「海のエコラベル」とも呼ばれています。対象資源の持続可能性、漁業が環境に与える影響、漁業の管理システムの3原則に沿った項目によって漁業の持続可能性が審査されています。ブルーシーフードガイドでは、ニュージーランド・ アフリカ・ヨーロッパ・アメリカにて、底引き網漁、中層トロール漁、刺し網漁等で漁獲されたMSC認証を取得しているヘイクをおすすめしています。ぜひMSC認証の付いたヘイクを探してみてください。

Tips

ヘイクは底引き網業で一度に大量に獲れるので、他の白身魚より価格がリーズナブルなのが魅力です。そのため、日本では外食産業や学校の給食に使われることが多く、お弁当の白身魚フライやフィッシュバーガー、ちくわやかまぼこといった練り物など、さまざまな水産加工品に活用されています。
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