海からの健康、美容への贈り物、アスタキサンチン含有量ナンバーワンのベニザケ!

アスタキサンチンは魚介類に含まれる赤い色素です。エビや、カニ、シャケなどブルーシーフードガイド掲載の魚種にもたくさん入ってますが、その含有量が圧倒的に多いのがベニザケです。見た目にも一目瞭然で、その身の鮮やかな紅色には美容、健康への効果効能がいっぱい!詳しく調べてみました。

Beauty Effect美容効果

美肌、アンチエイジング


アスタキサンチンは代表的な抗酸化力をもつビタミンEの1000倍の抗酸化力があり、メラニン色素を排除し、シミやそばかすの発生を予防する作用があると言われています。さらに、シャケには肌の新陳代謝を促すビタミンB6も含まれるため、たとえメラニン色素が発生してもシミやそばかすとして定着する前に体外へ排出されてしまうのです。またシャケの皮にはアスタキサンチンはやコラーゲン、DHAやEPA などの貴重な栄養素が豊富に含まれています。フィッシュコラーゲンもベニザケから摂取できる栄養素の1つです。フィッシュコラーゲンは牛や豚などに含まれるコラーゲンよりも体内に吸収されやすい特徴があります。フィッシュコラーゲンを摂取することで肌の水分量が向上し,潤いに満ちた張りのある肌を効果的に保ってくれます。

カロリー 138kcal/100g (とりささみ105kcal/100g)
タンパク質 22.5g/100g (とりささみ18.5g/100g)

Health Effect健康効果

ベニザケに特に多く含まれるアスタキサンチンは強力な抗酸化作用があり、体内で発生し活性酸素を消去することで疲労回復や動脈硬化の予防に役立ちます。
また不飽和脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が多く含まれています。これらの脂肪酸には、中性脂肪を低下させて脂質異常を予防し、動脈硬化や虚血性心疾患の発症を抑える働きがあります。
血液がサラサラになるので高血圧の予防にもつながる他、DHAには脳を活性化させる効果があり、学習や記憶能力の向上につながります。さらに、ベニザケは他のサケ類よりもビタミンB12とビタミンDが多く含まれます。ビタミンB12は貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや新しい赤血球を作り出すのに不可欠なビタミンです。ビタミンDは食べ物からカルシウムが吸収されやすくなるようにし、骨や歯のサポートをします。

Composition成分

タンパク質、脂質、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB3、ビタミンB12、ビタミンB6、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛 銅、オメガ3系脂肪酸、DHA、EPA、DPA

Cooking Guideクッキングガイド

塩焼き、ベニザケときのこのホイル焼き
昆布巻き、チャーハン
炊き込みご飯、クリームパスタ

Sustainability持続可能性

ブルーシーフードガイドでは、MSC認証を取得した紅鮭をおすすめしています。MSC認証は「海のエコラベル」と呼ばれ、持続可能な漁業で獲れる水産物のお墨付きです。紅鮭は他のサケ類と同様に河川で生まれ海で育ちます。MSC認証にはサケ漁業のための特別な基準があり、河川ごとの紅鮭の個体群が枯渇しないよう適切に管理されていること、河川や海の環境に漁業が悪影響を与えていないかどうかを示す必要もあります。MSC認証を取得した紅鮭漁業には、アメリカ、カナダ、ロシアのものがあります。とくに、アラスカのサケ漁業については全体が持続可能な取り組みを行っているとして、ブルーシーフードチョイスとしても推奨されています。

Tips

ベニザケは見た目もとても鮮やかな紅色で、お弁当や食卓の彩りに欠かせない食材であると同時に美容、健康効果も抜群!また例えば朝食の定番、ベニザケの塩焼きにお味噌汁と納豆!これはベニザケのビタミンDが大豆のイソフラボンと有効作用してとても美肌によく、ホイル焼きにレモンを添えると、アスタキサンチンはビタミンCと一緒にとることで効果が倍増します。少し食べ方に工夫を加えればよりいっそう効果も上がり体に優しいスーパーフードです。
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