安くて美味しい!日本でもASC認証取得の栄養いっぱいギンザケ!

ギンザケは世界で一番大量に養殖されている魚です。日本で朝食に出される塩鮭はほとんどがこのギンザケです。スーパーにも一年中店頭に並び、コンビニのおにぎりの具に使われているのもギンザケです。価格も安く手に入りやすいギンザケ、栄養や美容効果を見ていきましょう。

Beauty Effect美容効果

美肌、アンチエイジング


ギンザケに含まれるアスタキサンチンやビタミンCは美肌にとってもいい栄養素です。アスタキサンチンは、天然色素カロテノイドの一種の赤い色素成分で、動物の体内で合成することはできません。サケやイクラ、エビ、カニなどに多く含まれています。アスタキサンチンは、強力な抗酸化作用があるため紫外線によるシワ形成やシミを抑制する作用があります。ビタミンCは体の細胞や組織をつなぐ働きをするコラーゲンというタンパク質をつくるので、皮膚や粘膜を健全に保ち美肌にも役立ちます。

カロリー 204kcal/100g (とりささみ105kcal/100g)
タンパク質 19.6g/100g (とりささみ18.5g/100g)

Health Effect健康効果

ギンザケは、糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し疲労回復に役立つビタミンB1や細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2、また、皮膚や粘膜の健康維持をサポートし、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシンやビタミンB6、動脈硬化を予防しストレスをやわらげる働きのあるパントテン酸そして、貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくり出すために欠かせないビタミンである葉酸やビタミンB12を含みます。さらに、抗酸化ビタミンであるビタミンCやビタミンEを含みますので活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれます。また、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウムなどを含みます。カリウムも多く含まれますので疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。 さらにギンザケは、青魚などの脂肪に含まれる脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を含みますので血液をサラサラにし高血圧の予防や脳内の血管を健康に保つのに役立ち、良質なタンパク質やアスタキサンチン、レチノールも含む優れた栄養のある魚です。

Composition成分

タンパク質、脂質、ビタミンB1、ビタミンB2ビタミンC、ビタミンD、ビタミンB3、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB5、リン、カリウム、セレン、オメガ3系脂肪酸、DHA、EPA、DPA、葉酸、アスタキサンチン、パントテン酸、レチノール

Cooking Guideクッキングガイド

生で


刺身、カルパッチョ、マリネ

焼いて


ムニエル、塩焼き、幽庵焼き

煮て


石狩鍋、三平汁

揚げて


フライ

Sustainability持続可能性

ブルーシーフードガイドがお勧めしているギンザケはASC認証を取得したギンザケです。ASC認証は自然環境や地域社会、労働環境などに配慮しルールを守って運営する養殖場に与えられる認証で、養殖版(海のエコラベル)とも呼ばれています。日本では、宮城県女川町の株式会社マルキンの銀鮭養殖場が、2020年6月にASC認証を取得しました。

Tips

鮭は平成19年の農林水産省が行ったモニター調査で、家庭でよく購入する魚類、第一位でした。ギンザケは養殖が大半なので一年中、安く買いやすい魚で、お弁当やコンビニのおにぎりに使われています。宮城県の株式会社マルキンはギンザケの養殖でASC認証を取得しました。鮭は生で食べられないという常識をくつがえす銀鮭の王、銀王を販売しています。環境に配慮した養殖で、味にも自信のASC認証のギンザケ!是非皆さんもASC認証のギンザケを選びましょう。見当たらない時は、お店で仕入れをリクエストしてみましょう。
Reference Link