トロッっとした食感にとろける甘味!高タンパク、低脂肪その上美肌効果抜群なアマエビ‼

正式名称はホッコクアカエビと呼ばれていてグリシンやアミノ酸が含まれており、アマエビ独特の甘みを感じさせます。漁獲された直後はあまり甘みを感じることは出来ず、アマエビの息が絶えた後に甘みが出てきます。これはアマエビの特性の一つで、時間が経つとアマエビ自身が持っていた消化酵素の働きによってアミノ酸が生成されるからです。また消化酵素が分解されたことによってとろみが生まれて、よりアミノ酸が感じやすくなることで甘みが増すという説もあります。

Beauty Effect美容効果

美肌効果、ダイエット


甘エビに含まれるビタミンAには肌のターンオーバーを正常に保ち、肌をスベスベにする働きがあります。また、血液循環を促すことで、クマやくすみを改善する働きや、肌の新陳代謝を向上させるなどの効果があるナイアシンや、脂質の代謝に関与し過酸化脂質を分解する働きによって、過酸化脂質が原因のひとつとして考えられている大人ニキビを予防する効果のあるビタミンB2、抗酸化作用により体のサビと言われる過酸化物質が生成されるのを防ぎ、くすみの原因を作りにくくする働きがあるビタミンEなども含まれているので、甘エビには美肌効果があると言えます。またアマエビは高タンパク低脂肪。甘エビの甘味は脂肪によるものではなく、このたんぱく質に含まれるグリシンやアラニンなどのアミノ酸なのです。とりささみよりよりカロリーも低く、タンパク質は豊富です。

カロリー 87kcal/100g (とりささみ105kcal/100g)           
タンパク質 19.8g/100g(とりささみ18.5g/100g)

Health Effect健康効果

アマエビにはビタミンやミネラル、タンパク質、タウリン、アスタキサンチンなどの栄養が含まれていて、免疫力アップ、疲労回復、貧血の予防、目の健康維持、骨や歯の健康維持、血液をサラサラにする効果もあり生活習慣病の予防に効果があります。エビやカニの殻にはキチンという不溶性食物繊維が含まれており、便秘の予防・改善に役立つだけでなく、大腸がんの予防やコレステロールを体外に排出するはたらきなどもあるとされています。

Composition成分

タンパク質、脂質、ビタミンA、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸)、ビタミンE、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン

Cooking Guideクッキングガイド

生で


刺身、マリネ、サラダ、すしネタ、ユッケ

揚げて


殻付き唐揚げ、アヒージョ

煮て


味噌汁

Sustainability持続可能性

ブルーシーフードガイドでは、北陸と近畿で獲れる国産のもの、MSC認証を取得した海外のもの、シーフードウォッチで推奨されるカナダ産のものをおすすめしています。
北陸と近畿では、おもに底曳網によってアマエビが漁獲されています。資源量が豊富で、漁業許可数を制限することで獲りすぎないよう管理しています。混獲など生態系に与える影響も小さいです。
MSC認証は「海のエコラベル」と呼ばれ、持続可能な漁業で獲れる水産物のお墨付きです。カナダやアイスランドのアマエビ漁業がMSC認証を取得しており、日本でも海のエコラベルのついたアマエビを購入することができます。
シーフードウォッチは、アメリカのモントレーベイ水族館が運営するプログラムで、水産物の持続可能性を緑、黄色、赤の信号の色で表しています。カナダでエビかご漁で獲れるアマエビは、資源管理しながら生態系にも配慮しており、緑色の「おススメ」として推奨されています。

Tips

口の中でとろみと甘味がなんともいえないアマエビですが、甘さを感じるとカロリーが高い、体に良くないと思いがちですがアマエビは大丈夫!健康効果や美容効果もたくさんあります。また殻が他のエビに比べて柔らかいので食べやすく、殻つきのまま唐揚げにして食べると殻の中のキチン質を多く摂取できます。キチン質は動物性食物繊維で腸内環境をきれいにしてくれます。丸ごと食べて、体に優しい、ぜひブルーシーフードのアマエビを食卓の1品に選んで下さい。
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